Home » シンポジウム, 学会情報, 学会賞 » 第85回形の科学シンポジウム「かたちの機能,機能のかたち」@東北大学 2018.6/22-24

第85回形の科学シンポジウム「かたちの機能,機能のかたち」@東北大学 2018.6/22-24形の科学会 Society for Science on Form, Japan

第85回形の科学シンポジウム「かたちの機能,機能のかたち」@東北大学

tohoku-u

「かたち」と「機能」は表裏一体,切っても切れない関係にある.機能は,かたちの運動やかたち同士の相互作用から生み出され,ある機能を果たすための最適のかたちが存在する.生物界のあらゆるものはこうした関係性の中で進化してきたし,我々が人工物を作るとき,その労力の多くはモノのかたちを決めることに費やされる.たとえば,機械工学の中心課題は,力学に支配されるモノの動きから機能を取り出すことであるし,建築学においては,空間の構造とその中の人間の動きを設計することが主題となっている.そして,これらがうまくいったとき,かたちと機能の関係は美の感覚と結びつく.
今回の形のシンポジウムは,かたちと機能の関わりを考え,「かたちの機能,機能のかたち」というメインテーマで開催します.また通常通り,形の科学一般のご講演もお待ちしております.ふるってご参加下さい.

【招待講演】<一般公開>

6月22日午前
  本江正茂 先生(東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻准教授)
 「ワークプレイスのデザイン —— 創造的なグループワークの技術と形」
6月23日午後
  多田隈建二郎 先生(東北大学大学院情報科学研究科 応用情報科学専攻准教授)
 「ロボット機構の考案・具現化における『形』の熟考過程の実際」

開催概要

85th-Poster 【会 期】 2018年6月22日(金)~24日(日)
【会 場】 東北大学 青葉山東キャンパス
      青葉記念会館(アクセス会場周辺マップ
【住 所】 〒980-8579 宮城県仙台市青葉区荒巻青葉6-6
【主 催】  形の科学会
【共 催】  東北大学工学部・工学研究科
【代表世話人】 村田智(東北大学)
【問合せ先】電話:022-795-4100
    E-mail: murata[@]molbot.mech.tohoku.ac.jp
      ([@]を半角@で置き換えて下さい)
【参加費】 会員・非会員ともに一般5,000円、学生1,000円
【懇親会】 6月23日(土)
【懇親会会場】 青葉記念会館3F「レストラン四季彩」
【懇親会費】 3500円

参加申し込み

【講演申込締切日】 2018年5月1日(火) 講演申込
【予稿提出締切日】 2018年5月18日(金) 予稿提出
【参加申込締切日】 2018年6月12日(火) 参加申込(講演代表者以外)
※当日参加も可能ですが、懇親会に参加される場合は必ず事前に申込みしてください。
シンポジウム予稿テンプレートのダウンロード
(DOCX形式・Word2007以降用*)

1. 「かたちの機能,機能のかたち」:第85回シンポジウムメインテーマ
2. 形の科学一般:あらゆる分野での形にかかわる自由な内容の講演を受け付けております。
3. 形と知:分野を問わず、自由な形式での、哲学・人文・芸術・デザイン・教育・作品紹介などあらゆるタイプの活動のご紹介。
4. ジュニアセッション:ジュニア会員のご研究発表。
5. 展示:自由な形式の作品などの展示。展示作品をもちいた実演、販売も行えます。展示のみの場合、5分間のご講演もお願いする予定です。
6. Forum:自由なテーマで、各自の研究領域の問題や成果、興味深い「かたち」に関する話題などをご紹介いただけます。分野を越えて興味を高め合う場にいたしますので、専門的な詳細の説明は最小限にとどめ、非専門家にも分かるような発表をお願いします。また、Forum講演者には、シンポジウムにForma誌(カテゴリー:Forum)への4枚以内の投稿原稿をご持参いただきます。講演時間と討論時間を10分ずつ設ける予定です。
<注意事項>
〇発表時間25分(講演20分+質疑応答5分)を予定しています。
〇学生または院生の方で、短めの講演時間(講演10分+質疑応答5分)を希望される場合は、講演申込時に明記してください。
〇講演申込をした方は、「参加(聴講)申込みフォーム」は不要です。

 

シンポジウム予稿集


第85回形の科学シンポジウム予稿集PDF
参加者には会場で予稿集(冊子体)を配布します。


プログラム

6月22日(金) (第1日目) 東北大学 青葉記念会館
9:15- 受付
9:30-9:35 開会の辞 村田智
形の科学一般 (座長 手嶋吉法)
9:35-10:00 竹の自然美と機能美
島弘幸(山梨大学)、佐藤太裕(北海道大学)、井上昭夫(熊本県立大学)
10:00-10:15 潮の干満による「月」の軌道変化
内田菜月(山梨大学)、島弘幸(同)
かたちの機能,機能のかたち・第1部 (座長 松浦執)
10:15-10:40 中生代放散虫Vallupus 類の殻形態とその“機能”
松岡篤(新潟大学)
10:40-11:05 フラクタル空間充填木構造の開放型流路による液滴収集
甲斐洋行(東北大学)、豊里涼馬(同)、西澤松彦(同)
  (11:05-11:15 休憩)
【招待講演・公開講演】(かたちの機能,機能のかたち・第2部) (座長 松浦執)
11:15-12:15 ワークプレイスのデザイン —— 創造的なグループワークの技術と形
本江正茂(東北大学 都市・建築学専攻)
12:15-13:30 昼休み
かたちの機能,機能のかたち・第3部 (座長 村田智)
13:30-13:55 DNA オリガミを用いて膜に穴を開ける:φ12 nm 人工チャネルの設計と機能評価
岩渕祥璽(東北大学)、片山航一郎(同)、川又生吹(同)、鈴木勇輝(同)、村田智(同)、野村M.慎一郎(同)
13:55-14:20 複数の自己集合モードを持つDNA オリガミ構造体の設計と構築
武田祐貴(東北大学)、村田智(同)、鈴木勇輝(同)
14:20-14:45 ヒト肺繊維芽細胞WI-38 の培養より栄養枯渇下に形成されるフラクタル構造
春日井勲(宮城県立がんセンター)
  (14:45-14:55 休憩)
形の科学一般 (座長 島弘幸)
14:55-15:20 笑顔の評価における主観と客観の比較 ―目元と口元の表情の入れ替えによる実験的検討―
佐々木康成(金沢星稜大学)
15:20-15:45 海外における書道ワークショップの実践
本田容子(盛岡大学)
15:45-16:10 細胞内共生説:光栄養先行説における栄養連結のグラフ的特徴
春日井勲(宮城県立がんセンター)
  (16:10-16:20 休憩)
かたちの機能,機能のかたち・第4部 (座長 甲斐洋行)
16:20-16:45 自己集合サイズがプログラム可能な DNA ナノモジュールの設計
劉詩韻(東北大学)、安部桂太(同)、内田健央(同)、遠藤佑真(同)、秋田賢(同)、市堰翔成(同)、荒舘笙(同)、斎藤正崇(同)、吉川太陽(同)、福地成彦(同)、川又生吹(同)、野村M.慎一郎(同)、村田智(同)
16:45-17:10 池上式 3D ジグソーパズルの複製とピースの対称性について
町屋佑季(千葉工業大学)、池上祐司(理化学研究所)、手嶋吉法(千葉工業大学)
展示説明(質疑無し) (座長 村田智)
17:10-17:15 フラクタル 3D モデル(構造デザインのためのユニット折り紙スキル)
八十嶋裕(SSDS symmetric)、八十嶋章雄(同)
17:15-17:20 一次元写像における周期軌道の記号化規則
山口喜博(元帝京平成大学)
17:20-17:25 池上式 3D ジグソーパズルの作製
町屋佑季(千葉工業大学)、池上祐司(理化学研究所)、手嶋吉法(千葉工業大学)
17:25-17:30 三文字を三面図として形成される立体について
阿竹克人(㈱阿竹研究所)
17:30-17:35 DNA およびRNA 模型の作製
岩上凌(千葉工業大学)、河合剛太(同)、手嶋吉法(同)

6月23日(土) (第2日目)
9:15- 受付
形の科学一般 (座長 沓名健一郎)
9:30-9:55 生物の体サイズに応じて収斂する生物個体のエネルギー利用
森茂太(山形大学)、黒澤陽子(同)、王莫非(同)、山路恵子(筑波大学)、石田厚(京都大学)
9:55-10:10 ブナ芽ばえの根の省エネルギーによる急速成長
黒澤陽子(山形大学)、森茂太(同)
10:10-10:35 発見された卑弥呼の墓のフラクタル性
小川進(空間技術研究所)、谷口幸弥(長崎大学)、桜井貴子、福永晋三
  (10:35-10:45 休憩)
かたちの機能,機能のかたち・第5部 (座長 村田智)
10:45-11:10 DNA 反応拡散系によるハイドロゲル媒質中への濃度勾配パターンの形成と制御
安部桂太(東北大学)、川又生吹(同)、鈴木 勇輝(同)、野村M.慎一郎(同)、村田智(同)
形の科学一般 (座長 小川進)
11:10-11:35 平行六面体状の脚部をもつ三脚巴ブロックの滑動性について
松浦昭洋(東京電機大学)
11:35-12:00 ホモメトリック構造-2
松本崧生(金沢大学・名誉教授)
12:00-13:30 昼休み
(12:15-13:15 運営委員会)
【招待講演・公開講演】 (かたちの機能,機能のかたち・第6部) (座長 村田智)
13:30-14:30 ロボット機構の考案・具現化における『形』の熟考過程の実際
多田隈建二郎(東北大学 応用情報科学専攻)
  (14:30-14:40 休憩)
形の科学一般 (座長 松浦昭洋)
14:40-15:05 映像視聴時の意識統制が与える身体・精神への影響
杉浦明弘(岐阜医療科学大学)、田中邦彦(同)、大西達也(同)、太田一樹(同)、北村一騎(同)、森下沙紀(同)、梅田凌輔(同)、髙田宗樹(福井大学)
15:05-15:30 活字設計の基礎となる漢字の字形評価の検討
沓名健一郎(福井大学)、高田宗樹(同)
15:30-15:55 画像の乱れを評価する
根岸利一郎(埼玉工業大学)、関口久美子(同)、船崎明美(㈱ビジネスサポート)、内田正哉(埼玉工業大学)
  (15:55-16:05 休憩)
総会
16:05-17:05 総会
  (17:05-17:15 休憩)
ミニコンサート・一般公開
17:15-17:35 ビバルディ 2本のチェロのための協奏曲 ほか
トリオチェリステン
  (17:35-17:45 休憩)
17:45-19:45 懇親会 青葉記念会館3F「レストラン四季彩」 

6月24日(日) (第3日目)
9:15-9:30 受付
形の科学一般 (座長 杉本剛)
9:30-9:55 立体概念の形成を支援する科学折り紙教材 Ⅱ.体性感覚(触覚)を活用した立体概念形成の試み
石原正三(埼玉県立大学)
9:55-10:20 脊椎動物の系統樹の位相的性質:Horton 解析と中立的確率分岐モデルに基づくアプローチ
石井友一朗(神戸大学)、山崎和仁(同)
10:20-10:45 二次元変形・流動現象におけるポテンシャル曲面の微分幾何学的構造
山崎和仁(神戸大学)
  (10:45-10:55 休憩)
形の科学一般 (座長 石原正三)
10:55-11:20
第2次セント・ヘレナ島沖海戦:1602年3月14-16日
杉本剛(神奈川大学)
11:20-11:45 物語におけるグラフ表示と意図との相関
高木隆司(東京農工大学・名誉教授)
11:45-12:10 標準写像における横断性の新しい証明法
山口喜博(元帝京平成大学)
12:10-13:30 昼休み
  (12:20-13:20 FORMA 編集委員会)
形と知 (座長 海野啓明)
13:30-13:45 オンライン学習システムでの学生の記述ドリル解答にみられる文章パターン
宮本光一郎(東京学芸大学)、松浦執(同)
13:45-14:10 三文字を三面図として形成される立体について
阿竹克人(㈱阿竹研究所)
14:10-14:35 色の形「ペーパークロマトグラフィックス」〜ルンゲの愛した染物手法〜
河野奈菜子(お茶の水女子大学)
  (14:35-14:45 休憩)
形の科学一般 (座長 佐々木康成)
14:45-15:10 2番目に小さいn次元多胞体
宮崎興二(京都大学・名誉教授)
15:10-15:35 4次元正多胞体のリンゴの皮むき展開図について II
海野啓明(仙台高等専門学校・名誉教授)
15:35-15:40 閉会の辞 村田智

宿泊情報

周辺ホテルが続々と満室になっております。ご予約はお早めにお願い致します。
1泊お一人1万円以下のホテルは、カプセルホテルを除き、仙台周辺では残り僅かです。2018/05/18記

周辺情報

土日の昼も食堂が営業しています。 「あおば食堂(学食)」(隣接・徒歩0分)

あおば食堂(中央棟)
チキンカツが大人気。留学生向けハラ―ルメニューも毎日提供しています。

営業時間
平日
(食堂)8:00~20:30
(麺) 11:00~20:00(中間閉店14:00~18:00)
(Chao・DOCK)11:00~14:30
土曜
(食堂・麺)11:00~13:30
日曜、祝日
(食堂)11:30~13:30

アクセスマップ

東北大学キャンパスマップ (青葉記念会館)
形の科学シンポジウム会場周辺マップ (青葉記念会館)
仙台市営地下鉄東西線・八木山動物公園行「青葉山駅」下車 徒歩7分
tohoku-campus

 

代表世話人:村田智 事務局シンポジウム担当:手嶋吉法、石原正三 事務局長:松浦執 WEB担当:沓名健一郎、海野啓明





最終更新日: 2020年9月14日
2018年02月14日水曜日/2018-02-14T23:54:57+09:00 category : シンポジウム, 学会情報, 学会賞 タグ: ,
Copyright(c) 2018 形の科学会 Society for Science on Form, Japan All Rights Reserved.