第83回形の科学シンポジウム「伝統の形と形の科学」@金沢工業大学 6/10-11形の科学会 Society for Science on Form, Japan
第83回形の科学シンポジウム「伝統の形と形の科学」@金沢工業大学
金沢は伝統工芸が今もいきづく街です。金沢の伝統工芸を見ると工芸士たちの手による緻密な造形美があります。例えば、冬の重たい雪から樹木を守る雪吊りや、表通りから人目を遮る格子戸など、風土に合った実用的な機能を有し、さらに見た目の美しさが際立つ洗練された造形美まで追求しているのが金沢のものづくりです。経験によって作り出された形の中に、数理造形にも通ずるような幾何学的な造形美を探求してみてはいかがでしょうか。
そこで、今回の形の科学会シンポジウムは、伝統的な形の文化と形の科学の接点を見つける会として、「伝統の形と形の科学」というメインテーマで開催したいと思います。また通常通り、形の科学一般のご講演もお待ちしております。ふるってご参加下さい。
<ご注意> 宿泊先の予約は各自でお願いいたします。旅行者が多い時期ですので、宿泊先のご予約はお早めにお願いいたします。 なお、宿泊先は金沢市中心街(香林坊・片町、金沢駅)周辺がお勧めです。 |
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【招待講演・特別講演】(公開講演・入場無料・事前申込不要)
小出 孝子(加賀手鞠作家) 「加賀てまり」伝統の形 加賀てまりの美的な幾何学模様がどのように作られるのか、 実演を交えながら解説して頂きます。 |
小川 直久(北海道科学大学・教授) 「~形ができるしくみ~自然のつくる形を理解する」 |
※開催日は、6月10日土曜日です。
開催概要
【会 期】 2017年6月10日(土),11日(日) 【会 場】 6/10(土):金沢工業大学(扇ヶ丘キャンパス)/23号館4階(409、415室) 6/11(日):石川四高記念文化交流館(香林坊付近)/多目的室2、3番 ※1日目と2日目で会場が変わります。お間違いのないようにお越し下さい。 【住 所】 金沢工業大学(扇ヶ丘キャンパス) <アクセス情報> 〒921-8501 石川県野々市市扇ヶ丘7-1 石川四高記念文化交流館 <アクセス情報> 〒920-0962金沢市広坂2-2-5 【主 催】 形の科学会 【代表世話人】出原立子(金沢工業大学) 問合せ先 E-mail: izuhara@neptune.kanazawa-it.ac.jp ([@]を半角で置き換えて下さい) 【参加費】 会員・非会員ともに一般5000円、学生1000円 【懇親会】 6月10日(土)夕方に予定 【懇親会会場】 金沢工業大学内イルソーレ 【懇親会費】 一般3,000円,学生1,000円 |
参加申し込み
【講演申込締切日】 2017年4月21日(金) 講演申込
【予稿提出締切日】 2017年5月2日(火) 予稿提出
【参加申込締切日】 2017年5月31日(水) 参加申込(講演代表者以外)
※当日参加も可能ですが、懇親会に参加される場合は必ず事前に申込みしてください。
シンポジウム予稿テンプレートのダウンロード
(DOCX形式・Word2007以降用*)
発表種別(以下1~6から一つ選んでください) |
シンポジウム予稿集
第83回形の科学シンポジウム予稿集PDF 参加者には会場で予稿集(冊子体)を配布します。 |
プログラム
講演時間は以下の通りです。
・ 一般講演[発表15分+質疑5分](※発表時間を通常より5分短縮しています)
・ 招待講演[講演と質疑で60分]
・ 特別講演[講演と質疑で60分]
・ フォーラム[発表10分+質疑10分]
・ 一般講演の一部[発表10分+質疑5分](学生登壇者から希望があった場合)
・ 展示説明[1件5分、質疑無し]
6月10日(土)(第1日目)金沢工業大学扇ヶ丘キャンパス(野々市市) 23号館4階(409,415) | |
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8:30-9:00 | 受付 |
9:00-9:05 | 開会の辞 |
形の科学一般 座長:手嶋吉法 | |
9:05-9:25 | 水素原子スペクトルの代数的構築法 Pauli と Schrödinger の試み 小川直久(北海道科学大) |
9:25-9:45 | Paul Schatz 立体の折り紙モデル -鏡像体の立体構造モデルを表現する科学折り紙- 石原正三(埼玉県立大) |
9:45-10:05 | 結晶群における homogeneous–heterogeneous パッキング 松本崧生(金沢大名誉教授) |
形と知 | |
10:05-10:25 | 空間充填多面体を用いた動物感のある組立ブロック 松浦 昭洋(東京電機大) |
(10:25-10:40 休憩) | |
【特別講演・公開講演】(形の科学一般) 座長:石原正三 | |
10:40-11:40 | 形ができるしくみ ~自然がつくる形を理解する~ 小川直久(北海道科学大) |
11:40-13:00 | 昼休み (運営委員会) |
【招待講演・公開講演】(伝統の形と形の科学) 座長:出原立子 | |
13:00-14:00 | 「加賀てまり」伝統の形 小出 孝子(加賀てまり 毬屋) |
(14:00-14:15 休憩) | |
伝統の形と形の科学 座長:出原立子 | |
14:15-14:35 | 伝統芸能の対話の形を自動会話に応用する 松浦執(東京学芸大) |
14:35-14:55 | 非漢字圏学習者における漢字かなの書き方の傾向について 沓名健一郎(Prince of Songkla University) |
14:55-15:15 | 筆路から考えるICT 本田容子(盛岡大)、沓名健一郎(Prince of Songkla University) |
15:15-15:35 | Form Comparison of the Face and Muscle Expressions between Ihachi and Yoshimitsu’s Animal Sculptures 王健(千葉大)、久保光徳(千葉大) |
(15:35-15:50 休憩) | |
伝統の形と形の科学 座長:高田宗樹 | |
15:50-16:10 | 葉序らせんとテトラパック牛乳 佐藤郁郎(宮城県立がんセンター)、中川宏(積み木インテリアギャラリー) |
16:10-16:30 | 伝統の形と映像表現の融合 ― 金沢駅「鼓門」プロジェクションマッピング ― 出原立子(金沢工業大)、山内暢人(金沢工業大) |
展示説明 (質疑無し、1件5分)16:30-17:00 座長:高田宗樹 | |
箕に見る自然な曲面のつくり方 久保光徳(千葉大)、植田 憲(千葉大) |
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空間充填多面体を用いた動物感のある組立ブロック 松浦 昭洋(東京電機大) |
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正多面体・星型正多面体模型の作製と体積・辺長の計算 小梁 修(OSA工房) |
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円柱充填による周期構造の模型 東田涼(千葉工業大)、松本崧生(金沢大名誉教授)、手嶋吉法(千葉工業大) |
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(中止)科学折り紙:Paul Schatz 立体とカライドサイクルの折り紙モデル 石原正三(埼玉県立大) |
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放散虫骨格の拡大模型の作製 中川竜弥(千葉工業大)、木元克典(海洋研究開発機構)、松岡篤(新潟大)、手嶋吉法(千葉工業大) |
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タンパク質の立体模型の作製と利用 長田聖大(千葉工業大)、河合剛太(千葉工業大)、手嶋吉法(千葉工業大) |
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(17:00-17:15 休憩) | |
17:15-18:00 | 総会および学会賞授与式 |
18:15-20:00 | 懇親会 |
6月11日(日) (第2日目)石川四高記念文化交流館(金沢市) 多目的室2、3番 | |
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8:45-9:00 | 受付 |
フォーラム [発表10分+質疑10分] 座長:植田毅 | |
9:00-9:20 | 鴨川等間隔則の検証 安福亮(兵庫県立長田高)、上野和(和歌山県立向陽中・高)、宮崎修次(京都大) |
9:20-9:40 | 電子レンジを利用して生成したプラズマの分光解析 上野和(和歌山県立向陽中・高)、安福亮(兵庫県立長田高)、宮崎修次(京都大) |
9:40-10:00 | 水素,ヘリウム,ネオン,水銀の低圧ガス管放電の分光・準位統計解析 前田裕成(熊本県立宇土中学校・高)、宮崎修次(京都大) |
形の科学一般 座長:植田毅 | |
10:00-10:20 | 連なり線における多様さを観る 根岸利一郎(埼玉工業大) |
(10:20-10:35 休憩) | |
形の科学一般 座長:久保光徳 | |
10:35-10:55 | サンチアゴ号の遭難:1585年8月19日 杉本 剛(神奈川大) |
10:55-11:15 | イソップ寓話の解析 ― 人工知能研究の一方針 高木隆司(東京農工大名誉教授) |
11:15-11:35 | 放散虫 Eucyrtidium hexastichum (Haeckel) の仮足の引張力 吉野 隆(東洋大)、松岡 篤(新潟大) |
形と知 | |
11:35-11:55 | 放散虫の普及を考える ―「放散虫の木」構想 松岡 篤(新潟大) |
11:55-13:10 | 昼休み (FORMA編集委員会) |
形の科学一般 座長:根岸利一郎 | |
13:10-13:30 | チューブが螺線に変形する 本多久夫(神戸大・院)、阿部高也、藤森俊彦 |
13:30-13:50 | 植物の根の先端に見られるカテナリー曲線 藤原基洋(大阪大・院)、藤本仰一(大阪大・院) |
13:50-14:10 | 生物の形の機能を理解する:曲面による進行波の分裂 堀部和也(大阪大)、廣中謙一(大阪大)、松下勝義(大阪大)、藤本仰一(大阪大) |
14:10-14:30 |
集団と動きと形と, 細胞 松下勝義(大阪大) |
14:30-14:50 |
細胞内で二足歩行運動する分子モーター(ダイニン)の歩行運動メカニズムの解明 久保進太郎(京都大)、 高田彰二(京都大) |
形の科学一般 座長:吉野隆 | |
15:05-15:20 | Boerdijk-Coxeter helixのアクリル試験片作製および転がり実験 西田匠太郎(千葉工業大)、伊藤圭太(千葉工業大)、池上祐司(理化学研究所)、藤本武(理化学研究所)、山澤建二(理化学研究所)、手嶋吉法(千葉工業大) |
15:20-15:35 | ヒト静止立位における姿勢制御の年齢間比較に関する研究 條野雄介(福井大・院)、谷村亨(福井大・院)、馬場大智(福井大・院)、平田隆幸(福井大・院)、高田宗樹(福井大・院) |
15:35-15:50 | 瞑想が脳血流分布に及ぼす影響 馬場大智(福井大・院)、高田宗樹(福井大・院)、平田隆幸(福井大・院)、 條野雄介(福井大・院)、谷村亨(福井大・院)、御橋廣眞(名古屋大) |
15:50-16:05 | 為替レート時系列を生成する数理モデルの本質的な変数の数の比較 谷村亨(福井大・院)、條野雄介(福井大・院)、馬場大智(福井大・院)、平田隆幸(福井大・院)、高田宗樹(福井大・院) |
(16:05-16:20 休憩) | |
形の科学一般 座長:藤原基洋 | |
16:20-16:40 | ゲノム距離による変異原測定法‘GPMA’は単純ゆえに高感度(ppbレベル) 西垣功一(埼玉大・院、北陸先端科学技術大学院大)、馬場美聡(京都大・院)、月足元希(京都大・院)、パルミラ クマリ(埼玉大・院)、三浦崇(埼玉大・院)マニッシュ ビヤニ(北陸先端科学技術大学院大)、保川清(京都大・院) |
16:40-17:00 |
一様栄養拡散場中での癌細胞の成長のモンテカルロ・シミュレーション 植田毅(東京慈恵会医科大)、伊藤沙姫(東京慈恵会医科大) |
17:00-17:20 |
テクスチャの陰影の方向と凹凸パタンの知覚の変化 佐々木康成(金沢星稜大)、坂東敏博(同志社大) |
17:20-17:40 |
5方向の円柱による周期的な充填構造 東田涼(千葉工業大)、松本崧生(金沢大名誉教授)、手嶋吉法(千葉工業大) |
17:40-17:50 | 閉会の辞 |
Symposium Venue MAP
金沢工業大学扇が丘キャンパス23号館:6/10(土)会場
休憩時間に、本学見学コースをご希望でしたら手配いたします。 |
石川四高記念文化交流館:6/11(日)会場
仏教哲学者として世界的に有名な鈴木大拙などが学んだ第四高等学校の校舎を使っています。 |
代表世話人:出原立子 事務局シンポジウム担当:手嶋吉法、石原正三 事務局長:松浦執 WEB担当:沓名健一郎、海野啓明