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第77回形の科学シンポジウム「ひとを支える形」@埼玉県立大学 6/13-15形の科学会 Society for Science on Form, Japan

第77回 形の科学シンポジウム「ひとを支える形」

我々の生活する社会は、家族や友人のような小集団を要素として、地域から国家に及ぶ幅広い階層を持ち、それを構成する人や人の集団は互いに支え合いながら、多様な相互関係を形成しています。互いに関係しあう集団は、その集団を構成する要素間の相互作用の性質を反映して、何らかの形を作り出すとともに、その形は、人とモノ、モノを通じた人と人との多様な相互作用の新たな関係の進展を示唆しているのではないでしょうか。
 本シンポジウムは、社会や技術の諸相に見出せる「ひとを支える形」に注目して、その現状や将来を検討することを目的とします。保健・医療・福祉の「連携と統合」を柱として共生社会に貢献できる人材育成をめざす埼玉県立大学保健医療福祉学部では、「ひとを支える形」をテーマとする学際的な議論を通して、保健・医療・福祉の「連携と統合」に新たな視点を見出すことを期待し、本シンポジウムを共催することといたします。
 また、本シンポジウムは、ユネスコの世界結晶年に参画いたします。世界結晶年はラウエのX線回折の発見から100年を記念したものです。そこでサブテーマセッションとして「世界結晶年」のセッションを設けます。結晶にまつわる様々な発表を募集いたします。

ペンローズパターンの折り紙モデル ペロブスカイト構造と高温酸化物超伝導体YBa2Cu3O7(YBCO)

【会期】 2014年6月13日(金),14日(土),15日(日)
【会場】埼玉県立大学 教育研修棟埼玉県立大学 交通案内
【プログラム】第77回形の科学シンポジウムプログラム
【主催】 形の科学会
【共催】 埼玉県立大学(予定)
【世話人】 代表世話人 石原正三
〒343-3540 埼玉県越谷市三野宮820番地 埼玉県立大学保健医療福祉学部
Tel.048-973-4149 Fax.025-553-1881
E-mail: shozo[at]spu.ac.jp(メールアドレスの[at]の部分は@で置き換えてください。
【参加費】 会員・非会員ともに一般3000円、学生1000円
【懇親会】 2014年6月14日(土)18:00 予定
【懇親会費】 一般5,000円,学生3,000円(検討中)
【公開講演】公開招待講演を準備しております。

参加申し込み

形の科学シンポジウムは会員・非会員によらず講演申込、参加(聴講)ができます。当日参加も可能ですが、懇親会に参加される場合は必ず事前に申込みしてください。 一般講演を聴講される場合は参加費を頂戴いたします。

【講演申込締切日】 2014年4月27日(日)講演申込
【予稿原稿提出締切日】 2014年5月9日(金) 予稿提出
【参加申込締切日】 2014年6月9日(月)参加申込(講演代表者以外)

■■■発表種別■■■
(以下1~7から一つ選んでください)
1. ひとを支える形:第77回シンポジウムメインテーマ
2. 世界結晶年:シンポジウムサブテーマ
3. 形の科学一般:あらゆる分野での形にかかわる自由な内容の講演を受け付けております。
4. 形と知:分野を問わず、自由な形式での、哲学・人文・芸術・デザイン・教育・作品紹介などあらゆるタイプの活動のご紹介。
5. ジュニアセッション:ジュニア会員のご研究発表。
6. 展示:自由な形式の作品・研究発表ポスターなどの展示。展示作品をもちいた実演、販売も行えます。展示のみの場合、5分間のご講演もお願いする予定です。
7. Forum:自由なテーマで、各自の研究領域の問題や成果、興味深い「かたち」に関する話題などをご紹介いただけます。分野を越えて興味を高め合う場にいたしますので、専門的な詳細の説明は最小限にとどめ、非専門家にも分かるような発表をお願いします。また、Forum講演者には、シンポジウムにForma誌(カテゴリー:Forum)への4枚以内の投稿原稿をご持参いただきます。講演時間と討論時間を10分ずつ設ける予定です。

<注意事項>
〇ご講演はお一人一件までとします。
〇発表時間は20または25分(5分程度の質疑応答を含む)を予定しています。
〇「展示」のセッションでは自由な形式の作品・研究発表ポスターなどを展示していただくことができます。展示作品をもちいた実演、販売も行うことができます。
〇講演申込をした方は、以下の「参加(聴講)申込みフォーム」は不要です。

プログラム

2014年6月13日(金):第1日目  埼玉県立大学教育研修棟・研修ホール305
9:00~10:00 企画委員会(会議室)
13:00~13:30 受付
13:30~13:35 開会の辞
第77回形の科学シンポジウムメインテーマ:ひとを支える形
招待講演・公開講座(座長:石原正三)
13:35~14:25
(入場無料)
「かたちが拓く自立支援」
徳田 哲男(埼玉県立大学)
 休憩 14:25~14:40(15分)
形の科学一般(座長:石原正三)
14:40~15:05 睡眠遮断時における体平衡機能に関する研究
森柚樹(福井大学大学院工学研究科知能システム工学専攻)
15:05~15:30 クモの網を模擬した構造の変形特性に関する基礎的検討
森山卓郎(阿南工業高等専門学校創造技術工学科建設コース)
形と知(座長:石原正三)
14:40~15:05 形典・形譜と結晶の形式
石垣健(COMA DESIGN STUDIO)
15:05~15:30 ポテンシャル流れ方程式の解として得られる迷路の経路
吉野隆(東洋大学理工学部)
 休憩 16:15~16:30(15分)
形の科学一般(座長:石垣健)
16:30~16:55 折り紙モデルを用いた立体概念形成の学際的研究の構築
石原正三(埼玉県立大学)、徳田哲男(埼玉県立大学)、濱口豊太(埼玉県立大学)、石岡俊之(埼玉県立大学)
16:55~17:20 面積が収縮して短冊がねじれる
本多久夫(神戸大学・理化学研究所)
17:20~17:45 透過光イメージの奥行き錯視
高木 隆司(東京農工大学名誉教授)

 

2014年6月14日(土):第2日目  埼玉県立大学教育研修棟・研修ホール305
9:00~9:30 受付
形の科学一般・ひとを支える形(座長:松浦執)
9:30~9:55 被子植物の花の構成要素の数について
飯田武揚(パターンダイナミクス研究会)
9:55~10:20 アルキメデスの求積法と高木の関数
杉本剛(神奈川大学)
10:20~10:45 多面体はDNAをもっている
佐藤郁郎(宮城県立がんセンター)、石井源久(バンダイナムコスタジオ)、秋山仁(東京理科大学)、一松信(元・京都大学)
10:45~11:10 新潟県山古志村の牛荷付鞍(ウシノタグラ)の形態特徴
久保光徳(千葉大学大学院),北村有希子(千葉大学大学院),田内隆利(千葉大学大学院),寺内文雄(千葉大学大学院)、境野広志(長岡造形大学)
 休憩 11:10~11:20(10分)
形の科学一般(座長:手嶋吉法)
11:20~11:45 凸五角形による周期的タイリングに関する考察
杉本晃久(科学芸術学際研究所 ISTA)
11:45~12:10 放散虫の種の認識と多様性の時代変遷
松岡篤(新潟大学)
12:10~12:35 図形の転がり可視化ソフトウェアの開発
松浦昭洋(東京電機大学), 奥野健斗(NECフィールディングシステムテクノロジー), 山崎裕介(ハイマックス)
12:35~14:00
(85分)
昼食休憩
運営委員会(5号館2階525号室)
第77回シンポジウム サブテーマ:世界結晶年(座長:渡辺泰成)
招待講演・公開講座
14:00~14:40
(入場無料)
「結晶・対称の魅力(仮題)」
松本崧生(金沢大学名誉教授)
 休憩 14:40~14:50(10分)
シンポジウムサブテーマ:世界結晶年(座長:松岡篤)
14:50~15:15 車の形をしたユニットタイルの平面および立体の自己相似性非周期タイリング
渡辺泰成(千葉工業大学附属総合研究所、科学芸術学際研究所ISTA)
15:15~15:40 寺田寅彦から西川正治への結晶X線回折
根岸利一郎(埼玉工業大学)
15:40~16:05 ペンタドロンとは何か
前畑謙次(イメージミッション木鏡社)
 休憩 16:05~16:15(10分)
総会・学会賞授与式:16:15~17:05)
 休憩 17:05~17:15(10分)
第77回シンポジウムメインテーマ:ひとを支える形(座長:石原正三)
招待講演・公開講座
17:15~17:55
(入場無料)
招待講演・公開講座:「脳と手と腸が織りなす体性感覚と内臓感覚」
濱口豊太(埼玉県立大学)
休憩・移動(20分)
18:15~20:00 懇親会(埼玉県立大学 食堂)

 

2014年6月15日(日):第3日目  埼玉県立大学教育研修棟・研修ホール305
9:00~9:30 受付
シンポジウムサブテーマ:世界結晶年(座長:根岸利一郎)
9:30~9:55 結晶の折り紙モデル
石原正三(埼玉県立大学)
9:55~10:20 円柱充填による結晶構造
手嶋吉法(千葉工業大学)、松本崧生(金沢大学名誉教授)、渡辺慶規(筑波大学)、小川泰(筑波大学名誉教授)
 休憩 10:20~10:35(15分)
展示セッション※(座長:本多久夫)
埼玉県立大学教育研修棟1階ホール
10:35~10:40 理化学研究所における回折結晶学の歴史
渡辺泰成(千葉工業大学附属総合研究所、科学芸術学際研究所ISTA)
10:40~10:45 WORLDEYEを用いた球面上のパターンの表示
吉野隆(東洋大学理工学部)
10:45~10:50 形典・形譜による結晶の形式の造形表現
石垣健(COMA DESIGN STUDIO)
10:50~10:55 拡張現実(AR)教材による協調的学習増進の可能性
土田祥平(東京学芸大学教育学部)、松浦執(東京学芸大学教育学部)
11:00~11:05 タブレットで共有する迷路づくり小学生向け教材の試み
神嶋凌介(東京学芸大学教育学部)、松浦執(東京学芸大学教育学部)
11:05~11:10 車の形をしたユニットタイルの平面および立体の自己相似性非周期タイリング
渡辺泰成(千葉工業大学附属総合研究所、科学芸術学際研究所ISTA)
11:10~11:15 結晶学教材の開発―空間を隙間無く埋め尽くす形
手嶋吉法(千葉工業大学)、渡辺泰成(千葉工業大学附属総合研究所、科学芸術学際研究所ISTA)、池上祐司(理化学研究所)、山澤建二(理化学研究所)、西尾晋作(帝京平成大学)、松本崧生(金沢大学名誉教授)
11:15~11:20 結晶の折り紙モデル
石原正三(埼玉県立大学)
11:35~11:40 佐渡島沢根層から産出する珪藻化石の個体数の変化
坂本悠莉(ジュニア会員:U-18)
11:40~11:45 福井県産ジュラ紀アンモナイトPseudoneuqueniceras yokoyamai の殻形態の復元
白井総真(ジュニア会員:U-18)
12:25 閉会の辞 石原正三

 

※作品展示は6月13日(金)の13時より可能です。また、展示物の撤去は6月15日(日)の12時30分以降にお願いします。なお、展示品の搬入・搬出に関するお問い合わせは石原(shozo[at]spu.ac.jp)までご連絡ください。
最終更新日: 2015年5月12日
2014年03月02日日曜日/2014-03-02T17:57:01+09:00 category : シンポジウム, 学会情報 タグ: ,
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