第4回 イスタんルーム(市民向け公開講座)2022年3月26日(土)「美文字と心の関係」沓名健一郎(タクシン大学)形の科学会 Society for Science on Form, Japan
市民向け公開講座のご紹介
第4回 イスタんルーム (3月26日)「美文字と心の関係」
ZOOMによるWeb形式オンライン公開講座の紹介です.
イベント名称: イスタんルーム(第4回)
(科学・芸術・技術に関する様々な話題を学ぶための、市民向け公開講座です)
実施日時: 2022年3月26日(土)15:00開始 (17:30頃終了予定)
講師: 沓名健一郎(タクシン大学)
演題:「美文字と心の関係」
概要:今や若い人ほどスマートフォンが生活の中心に据えられ、人と人との関わりの多くはデジタル化され効率化が進み、落ち着いて書きものに向かう時間はなかなか取ることができません。スマホやパソコンを文書ツールとして使う場合、保存が便利で印刷が美しく、清書が不要なため非常に効率的と言えますが、‘思考の余白’を削ってしまうため自分のアイデアを存分に活かせているとは言えません。手書き文字は思考の自由を広げるとびきり優れた思考ツールなのです。そして世間には多くの美文字の書籍が販売され、美文字に脚光が当てられています。中国においては書にその個性や品格が表れるとされ、優れた人の書を非常に崇敬する文化があります。そのどれもが美しい文字ということができます。美文字とは何か。これは永遠の問いです。
さて、その手書き文字に映された心を見るのが、今回の趣旨です。自らの文字の中に含まれる心を読むこと、文字に自らの望む心を込めることを目指します。ありたい自分を表現した文字こそ、本当の意味で美文字と呼ぶべきものだからです。
ワークショップ形式の講演スタイルで、以下の内容を予定しています。
1.名前から心理分析: まずご自分の名前を書いていただき、文字の心理学的な分析で、ご自分の文字について自己分析をしていただきます。
2.美文字のつくりかた: 美文字の仕組みを講演形式でお話しながら、美文字のメカニズムで文字を書いていただきます。
3.名前を整えて心を表す: お名前を、ご自分にとって理想的な美文字へと整えて、心をどのように表していくか、考えていきます。
文字に表れる心理について考察を加えながら、文字の書き方や心のありかたにふれたいと思います。
書道や文字を長く研究し、自ら書き、その道の学者と多く関わり、学校現場で成果を上げた手法の一端をご披露しようと思います。
ご準備いただきたいもの:コピー用紙などの白紙(罫線のないもの)を10枚以上とペン・鉛筆をご準備いただけますとワークショップにご参加いただけます。また筆ペンや筆とそれに合わせた紙などをご用意いただくと創意に豊かにお楽しみいただけると思います。
参加費: 1000円 (イスタ会員は無料です)
主催: NPO法人科学芸術学際研究所 ISTA (理事長:高木隆司)
実施方法: オンライン形式(Zoomを使用)
参加申込方法: 氏名(必須)、メールアドレス(必須)、お住まいの都道府県名(任意)、年齢(任意)を書いて下記申込先にメールで申し込んで下さい(メールの件名は半角英数字で 「ISTA-Room-004」 としてください)。
参加申込期限: 2022年3月12日
申込先: yoshinori.teshima[at]gmail.com イスタ理事(イベント担当):手嶋よしのり(千葉工業大学)※[at]を@に書き換えてください。
問合せ先: 申込先と同じ
参加申し込みをされた方に参加費の振込先をお伝えし、入金確認後、3月23日までにZoomの接続情報をお知らせします。
詳細はこちら
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形の科学会事務局(渉外/広報担当) 手嶋吉法
yoshinori.teshima[at]it-chiba.ac.jp([at]の部分を@になおしてください)